萌蘖 Hougetsu  淡路島の海の色”藍色”を身に纏う

ei-toのギャラリー&ショップにある選りすぐりのアイテムをご紹介。まずは南あわじ市のデザイナー”あまづつみまなみ”さんの藍衣ブランド 萌蘖 Hougetsuです。

アパレル会社での豊富な経験ののち独立、生まれ育った淡路島に戻り2014年から本格的に藍の服作りをスタートしたあまづつみさん。

いつも見てきた淡路島の海の色を洋服にして身に着けたいという想いの全てが藍甕(あいがめ)の中にあり、藍染を通して自分の生き方を“服”に表現している・・と語ります。

麻、綿素材、インドの伝統布:カディコットンなどを主に用い、日常着、作業着、街着など様々な場面で幅広く使える服を、ジェンダーレスに生み出しています。

「正藍染」の服

萌蘖の製品は、滋賀で代々その技を受け継がれている「四代目正藍染紺屋さん」で一枚一枚手染めをしています。

藍の葉を育て、乾燥させ、醗酵させ、染料となる「蒅(すくも)」をつくり染めていく、古来の技法の正藍染。化学染料のインディゴ染めよりも、色素の粒子が大きく、非常に色落ちしにくい所が特長です。匂いも汚れもつきにくく、抗菌、防臭作用があり、真夏、真冬時も体温調節にも優れています。また、虫やマムシなど悪いものを寄せ付けないというような効能も持ち合わせています。

薬を「服用する」といいますが、藍の洋服はまさに薬を処方するかの如く、服がその役目を果たします。

藍染の衣は長く百年は生き続けることができます。

この技術を受け継ぎながら、長く着ることの大切さを教えてくれる萌蘖の藍の服は、まさにei-toのものづくりの象徴でもあります。

ei-toの施設内にある藍甕(あいがめ)もあまづつみさんに作っていただき、ei-toオリジナルの藍製品もここから生まれています。これからもどうぞご期待ください。

ei-toオリジナルのコットン×和紙の布で作ったショートパンツ。ei-toで初めて藍染めをしたアイテムです。

藍という植物を地球上に与えてくれた神に感謝を…

そして藍の種蒔きを通して輪になり、ひらき、繋がりますように…  Hug/kumu(育む)活動を行っていきます。

ei-toの敷地内で栽培している藍の葉

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