夏限定。ei-toで育てた藍の生葉で染め体験。

蝉の声と入道雲がよく似合う7月。
ei-toでは、たたき染めのワークショップが開催されました。

たたき染めとは、布の上に藍染に使われる「藍」の葉っぱをおき、ハンマーで叩いて葉っぱの形に染めること。
生葉染めとは、藍の葉を生の状態で染料にして染色させること。

藍は、藍色と呼ばれる濃い青色に染める植物のこと。
緑色の葉っぱから、あんな濃い青色になるなんて不思議ですね。

今回は、皆さんが想像する「藍色」ではなく、爽やかなグリーンに染め上げます。
藍の葉でたたきぞめや生葉染めが楽しめるのは、この夏の季節だけ。
季節を感じながら、自然の色を感じられる体験なのです。

ではさっそく、たたき染め体験からはじめてみましょう。

まずは藍畑で葉っぱを摘むところから。
好きな形・大きさの葉っぱを数枚選びます。

上の方から摘むのが◎

摘んだ葉っぱを、布の上へ自由にレイアウトします。
今回は、ei-toオリジナルのTシャツに染めてみようと思います。

場所が決まったらマスキングテープで葉っぱを固定。
その上から、葉っぱをラップで覆い、さらにマスキングテープで固定。
これで葉っぱが動くことはありません。

さあ準備はバッチリ。ここから「たたき染め」開始です。
葉っぱを上からハンマーでリズムよく叩きましょう。

葉っぱの縁から細かく叩くことで、
藍の色が、Tシャツに移っていきます。

葉っぱから水分が出てきたら、完成の合図。
ゆっくりそーっと葉っぱを外します。
(葉っぱの繊維もキレイに取り除きましょう。)

くっきり、濃くキレイに染めることができました。

この調子で、残りの葉っぱも染めてしまいましょう。

すべての葉っぱで染め終えたら、水で染めた部分を洗います。

水に晒すことで、また少し色が変化して、とってもきれい。
夏の日差しでしっかり乾かします。

続いて、生葉染めもやってみましょう。

もう一度、藍の葉っぱを摘みにいきます。

今度は、小さなカゴがいっぱいになるくらい。

摘んだ葉っぱを軽く洗い、お湯といっしょにミキサーにかけます。
洗濯ネットで葉っぱを濾して「生葉染め」開始です。

瑞々しい葉っぱの香りがします。

今回は、たたき染めした白い布をさらに「生葉染め」してみます。
染料の中に布を入れ、数分間しっかりと揉み込みます。

だんだん緑色に・・

ムラなく染料が染み込んだら、水で軽くすすぎ、脱水。
さっきまで白かった布が、夏にぴったりな淡いブルーグリーンに染めることができました。

Tシャツやリネンのストールも、キレイに染めることができますよ。

自然の力を使って染める。
四季の移ろいを感じることのできる昔ながらの技法で、
世界に一つだけのものをつくることができました。

ei-toでは、そんな藍染で染められたお洋服も販売中。

一つとして同じものはない。そんな藍のおもしろさと奥深さを、ぜひ感じてみてくださいね。